明朝体の五号活字(10.5pt)を手に入れた。中古なので、汚れを落としたり、付属のすだれケースをきれいにしたり、幅を調整したりと一手間かけないとすぐには使えないけれど、このうれしさはひとしおだ。

文選箱いっぱいに詰めた活字をかばんに入れるとかなりの重量になったので、帰りは遠回りして座れるルートを選んだ。電車から降りると、今朝まであんなに暖かかった空気が凍えそうなほど冷えていたので、背中を丸くして帰った。