ryoken.org / February 2009

先週に続いて鎌倉散策の日曜日となった。先週梢がぐずって疲れてしまったので、MACPACのコアラで梢を背負って出かけた。

鎌倉のGARAGEというお店に初めて入った。外観と内観ともにかなり使い込まれている家を店舗として利用しているいい例だと思った。商品は買う事なく出てしまったけれどまた機会を見つけていってみようと思う。

その足で、銭洗弁天に行ってきた。梢を背負ってのあの坂は少し足に来た。ふらふらになりながらもようやく到着してお金を洗った。そのお金で御宝銭を買ってきた。1年間お財布に入れておくお守りのようなもので、お金に困らないようにというような言い伝えがある。

トンネルを出て上ってきた坂を下ると日も寒くなっていたのでとりあえず鎌倉駅周辺に戻る事にした。おなかが空いたので食事をしてから帰ろうと思ったけど、時間も時間なので大船駅の成城石井で煎餅を買うことにした。

成城石井で買い物を済ませると後ろからとんとんと肩をたたかれた。振り返ると前の会社の先輩ご夫婦も買い物に来ていたようで、ほんの少しだけ話をして、帰宅。

水炊きを食べて、今からソロモン流を見るところ。

先週そうすけでお願いしていた本棚が9時に届いてから少し身支度をして、大和駅で月1で開催されている骨董市に行ってきた。

大和駅までは大船駅から東海道線で藤沢までいってそこから小田急線に乗り換える。大船駅から約30分くらいで行ける。駅を出るとすぐに案内がだされているので会場までは迷わない。ちょうど線路と垂直に交わるように通りができてて、線路を境に東会場と西会場に分かれる。

僕らはとりあえず東会場から、見ることにした。着く前はもう少しフリーマーケット的な感じを想像してたのだけど、全然違う。なんか業者ばかりで価格もそれなり掘り出しものは一切無かった。唯一気になったのは梢用にいいなと思った小さめの時代机だけれどそれでさえ3,500円くらいして意気消沈。それでも店のおじさんは他では7,000円くらいで売ってると鼻息が荒い。結局それほどでもなかったから買わなかった。

西会場へ移っても出している値段はそこそこだったから家具類は諦めて、梢用にかるたを買って骨董市を後にした。

帰りに無印良品によろうと思って乗り換え駅の藤沢で途中下車。子供乗せ自転車と関連アクセサリを買った。思いがけず大きな買い物をしてしまったので節約しなければ。

友達の美容師にお願いして髪を切ってもらう事に。今日はお店の定休日にも関わらず、快く引き受けてもらえた。18時に原宿のお店で待ち合わせしていたので、16時半頃家を出た。

髪を切った後にパタンナーをしている友達も誘って食事でもしようと誘った。原宿でいいお店があればと思っていたけれど、当日までに決まらず結局ノープランになってしまったので、友達の行きつけのお店でうまい食事を食べ、うまい酒を飲んだ。

話は弾み最終電車の時間ぎりぎりまで話した。大船駅に着くと小腹がすいてきたので、家系のラーメン屋さんで〆。

明朝体の五号活字（10.5pt）を手に入れた。中古なので、汚れを落としたり、付属のすだれケースをきれいにしたり、幅を調整したりと一手間かけないとすぐには使えないけれど、このうれしさはひとしおだ。

文選箱いっぱいに詰めた活字をかばんに入れるとかなりの重量になったので、帰りは遠回りして座れるルートを選んだ。電車から降りると、今朝まであんなに暖かかった空気が凍えそうなほど冷えていたので、背中を丸くして帰った。

今日は鎌倉へ散歩に行ってきた。

12時過ぎに家をでて大船駅のSoup Stock Tokyo で食事。この手のお店だから量が少ないと思ってカレーセットのご飯を大盛りにした。2人席しか開いてなかったので梢を抱っこしながらの食事だったけれど、無事こぼす事なく食べる事ができた。

鎌倉駅についてからまずは　five from the ground に向かった。初めて行くのに関わらず地図を持っていかなかったので少しだけ迷ってしまった。車通りもそこそこあったので梢を抱きながら歩いていたのだけど、途中で梢が自分で歩きたいとだだをこねだしたので、早くも疲れてしまった。

five from the ground　についてからも、抱っこは嫌みたいだったので嫁さんと交代で店内を見て回った。中に Helvetica の木活字があったので一つだけ買って店を出た。

今日は行った事のない寺や神社を巡ろうと思ったけれど、梢のぐずり方が尋常じゃなかったのでとりあえず梢が遊べるという理由で鶴岡八幡宮へ向かった。途中、車の少ない道に入ったので歩かせると徐々に機嫌がよくなり鶴岡八幡宮を出る頃にはすっかり元通りになっていた。

その後、御成商店街を通ってそうすけまで歩いていった。ここでも梢がいたずらをしてはいけないので交代で店内を見て回った。僕が大きめの棚がよかったよと伝えると嫁さんも気に入ったようだったので買うことにした。5000円以上の買い物で鎌倉市内までは配送無料との事でお願いした。到着は来週の土曜日。

帰りに駄菓子屋で梢と遊ぶ用に紙風船とゴム風船とゴムボールを買った。その前に一件、nefなんかを取り扱っているおもちゃ屋さんをみてそのおもちゃの美しさや完成度に心を奪われたけど、日本のおもちゃも捨てたものじゃないなとぐっと引き寄せられた。

今日はブリストルにあるデザインプロダクションが手掛けたプロジェクトを追って、直接問い合わせをした。つたない文章になっているはずの僕のメールに丁寧対応していただいて感謝ばかり。

今進めているプロジェクトと関係の近いことをこのプロダクションでおこなっていたのでそれらの資料と制作した印刷物を日本に送ってもらえるように依頼した。快く了承をいただいたことに加えて類似するプロジェクトを他にも手掛けていたのでその案内までいただいた。

こんな日本の田舎デザイナーのお願いに対して貴重な時間を割いてくれたことに本当に感謝したい。この恩は仕事で成果を出すことそのものだと、気を引き締める。

僕にとって仕事における信頼関係はもっとも尊重すべき事だと今日改めて思った。
決してなれ合いで仕事をするつもりはないけど、プロジェクトに本気になれない人や同じメンバーに対して攻撃的な人とは一緒に仕事なんかできない。

そう考えると、今一緒にお仕事をさせていただいている方々には感謝するばかりだ。意図的にそういうところに身を置きたいと思っていたというのもあるけれど、巡り合わせというものにも感謝しなければいけない。

今日は池袋で開催されている PAGE 2009 を見るためにレタースペースを通常より少し早く出た。
最終日だったせいか思ったよりも熱気があってたくさんの人が入り口に集まっていた。

印刷系の企業を一同に介したイベントなので、印刷機器系のブースが立ち並ぶ。その中でも僕はフォントベンダーを中心に見て回った。見て回ったフォントベンダーの全体的の総括としては、大方の予想通りUD（ユニバーサル・デザイン）を冠した書体が多かったの印象的。パナソニック（旧松下電器産業）とイワタが共同で開発したイワタUDフォントを発表したのが約２年半前。キーパーソンである水野さんの活躍もあって着実にそのカテゴリは定着し、大日本スクリーンのヒラギノシリーズ、モリサワが相次いで開発に名乗りを上げている。

普段、違う視点で書体に向き合っているので、フォント開発の名だたる企業の動向を見るいい機会になった。

明日で27歳だ。昨日、今日と急な病でふさぎ込んでいた。

せきや鼻水を伴わない急な発熱からはじまって最後は頭痛に見舞われたもののパブロンとバファリンで凌いだ。今は他所の気持ち悪さがあるもののピンピンしている。

明日早いので早く寝なければなんて思ってカレンダーに目をやると、明日で27歳だと気付く。30歳までの残り3年間、しっかりと目標に向かって邁進せねば。

そんなこんなで、先日オーダーした本が数冊届いた。ひとつはイギリスからでもうひとつはアメリカから。アメリカのは Amazon.com でオーダーしたものでオランダのアムステルダムに関係した写真集。今進めているプロジェクトに役立つと思って購入した。オランダで買わなかったのはオランダ語が極端にわからないのともうひとつは調べるか限り、Amazon.com が一番安かったから。思ったよりも早く到着してびっくり。

と言いつつも、オランダの Nijhof & Lee でアムステルダムの本と同じ文脈のプロジェクトで参考になりそうな本とタイポグラフィに関する本をまとめて数冊買った。こちらは到着まで結構な時間がかかりそうなので、のんびり待つことにする。